「ちゃんと勉強しているのに伸びない」その理由
「うちの子、ちゃんと勉強してるんですけど…」
実際に話を聞いていると、このようにおっしゃる保護者の方はとても多いです。
そして実際にお子さんの様子を見てみると、確かに机には向かっています。
ノートも開いているし、問題集にも取り組んでいる。
一見すると、「しっかり勉強している」と感じる状態です。
しかし、その中には一定の割合で——
勉強しているようで、実は身についていないやり方になってしまっているケースがあります。
今回は、その代表的なパターンについてお伝えします。
よくあるNG勉強法|解説を見ながら答えを探す
特に社会や理科でよく見かけるのが、次のようなやり方です。
問題を解くときに、
- 最初に解説を読む
- 解説を何度も見返す
- その中から答えを探して書く
この流れで進めているお子さんは少なくありません。
この方法は、一見すると「ちゃんと取り組んでいる」ように見えます。
実際、解説も読んでいるし、答えも書けている。
しかし、やっていることを冷静に整理すると——
答えを探して書いているだけになってしまっているのです。
なぜこの勉強法では成績が伸びないのか
では、なぜこのやり方では成績が伸びないのでしょうか。
主な理由は大きく3つあります。
①「考える時間」がほとんどない
本来、勉強において最も大切なのは、
自分で考える時間です。
問題を読んで、「どうすればいいか」「なぜこうなるのか」を考える。
このプロセスこそが、理解を深めるために欠かせません。
しかしこのやり方では、考える前に答えに触れてしまっています。
つまり、自分で考える時間がほとんどない状態です。
これでは、答えにたどり着くプロセスを経験できないため、脳は十分に働きません。
②時間がかかるのに、身についていない
この勉強法は、実はとても時間がかかります。
- 問題を読む
- 解説を見る
- もう一度問題に戻る
- 答えを探す
この流れを繰り返すため、見た目以上に時間を使っています。
しかし、その時間の大半は
答えを探す作業に使われています。
つまり、勉強ではなく「作業」になってしまっているのです。
時間はかかっているのに、理解は深まらない。
非常に効率の悪い状態といえます。
③「できた気になる」だけで終わる
このやり方の一番厄介な点は、
できた気になることです。
答えは書けるため、一見すると問題が解けているように見えます。
しかし実際には、自分で考えて答えを出していないため、
同じ問題が次に出てきたときに解けないことが多いです。
実際にこの方法で勉強しているお子さんは、
テストになると点数が伸びないケースがよく見られます。
理由はシンプルで、
自分で解いた経験がないからです。
成績を伸ばすための正しい勉強のやり方
では、どうすればよいのでしょうか。
やり方はとてもシンプルです。
✔まずは全部、自力で考える
わからなくても構いません。
むしろ、間違えることには大きな価値があります。
大切なのは、「自分の頭で考えること」です。
✔そのあとに答えを見る
解説を読むときは、
- なぜこの答えになるのか
- 自分はどこで考え方がズレたのか
この2点を意識して確認します。
ただ答えを覚えるのではなく、
理解することが目的です。
✔もう一度解く
理解したつもりで終わらせず、
もう一度同じ問題を解いてみます。
ここまでやって、初めて「できる」と言える状態になります。
まとめ|成績は「どれだけ考えたか」で決まる
解説を見ながら答えを探す勉強は、
- 時間はかかる
- やっている感は出る
- でも身につかない
という、効率の悪いやり方です。
勉強の成果は、
「どれだけ自分で考えたか」によって大きく変わります。
全部間違えても問題ありません。
まずは自分の力で考える。
この習慣を身につけるだけで、成績は大きく変わります。

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