高校受験で合否を左右する「内申点(ないしんてん)」。
大阪府では、この内申点のつけ方が少し特徴的で、中学1年・2年・3年の比率が「1:1:3」で計算されます。
今回は、この大阪府独自の内申点の仕組みと、計算方法・注意点をわかりやすく解説します。
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◆ 内申点とは?
内申点とは、中学校での成績をもとにした「調査書の成績点」のことです。
通知表に記載される9教科(国語・数学・英語・理科・社会・音楽・美術・保健体育・技術家庭)の5段階評価を使って計算します。
9教科すべてを合計すると、1学年につき45点満点となります。
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◆ 大阪府は「1:1:3」の比率で計算!
大阪府の公立高校入試では、内申点は次のように重みづけして計算されます👇
中1:中2:中3 = 1:1:3
つまり、3年生の成績が3倍にカウントされるため、3年次の努力が最も大きく影響します。
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◆ 学力検査との関係(合否の計算)
大阪府の公立高校入試では、最終的に
「学力検査(筆記試験)」+「調査書点(内申点)」
の合計で合否を判断します。
配分は高校によって異なりますが、一般的には
• 学力検査:調査書点=7:3
または
• 6:4
といった比率で計算されます。
つまり、筆記試験が重視される傾向にはありますが、内申点の差も確実に影響します。
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◆ なぜ「3年生」が重視されるの?
大阪府が中3を重視しているのは、「受験に向けて努力した成果を正しく評価するため」です。
1・2年でうまくいかなくても、3年生での頑張り次第で十分挽回できます。
逆に、3年で気を抜くと大きく差がついてしまう点もポイントです。
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◆ 内申点アップのためにできること
• 定期テストをしっかり対策する
• 授業中に積極的に発言・質問する
• 提出物を期限内にきちんと出す
• 実技教科(音楽・美術・体育・技術家庭)も手を抜かない
内申点はテストの点数だけでなく、授業態度・提出物・努力の継続など、日常の積み重ねが反映されます。
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◆ まとめ
• 大阪府の内申点は「中1:中2:中3=1:1:3」で算出
• 3年生の成績が最も重視される
• 合否は「学力検査」と「調査書点」の合計で決定
• 普段の授業態度・提出物も大事!
中3の1年間が勝負になる大阪府の内申点制度。
入試本番だけでなく、日々の積み重ねが合格への最短ルートです✨


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